あなたの足と靴のサポートショップ「シュハリ」
日本人、特に女性の8割は足に悩みがあるといわれています。あなたはどんなふうに靴を選んでいますか。デザイン? サイズ? 重さ? しかし、せっかく気に入って手に入れた靴が、あなたの足を変形させているとしたら…。その可能性は高いのです。 足が痛ければ、ほとんどは靴に原因があります。デザインの美しい靴と足の形とは関係がないのです。靴はドレッシーにすればするほど、足の健康に良くないとさえいえるのです。
 化粧品で肌が荒れたとしたら、服を着て体形が曲がったとしたら、それは大問題です。なのに、どうして靴を履いて足がゆがんでしまっても誰も怒らないのでしょう。靴は履き慣らすのに時間がかかる。最初は痛いのが当然、とでも思い込んでいませんか。足に無理な靴をはいていたら、その間に足は変形してしまうのです。足がとにかく入ればいいとか、靴の形に足を合わせるなんて、変な話です。
 足の形は千差万別。しかも,右足と左足とでも形は違います。靴先進国のドイツでは、整形外科の知識を持った専門の靴職人(オートペディーシューマイスター)が、アインラーゲンと呼ばれる中底の外せる靴を用いて調整してくれます。日本の靴屋さんでは、ほとんどこれがおこなわれていません。ドイツの靴店では、たんに靴の種類が豊富なだけでなく、自分の足に合う靴を探す場所なのです。
 眼鏡が合わなければ、時間をかけて調整します。外反母趾はなどの足の障害があるのに、なぜ靴の調整はおこなわないのでてしょう。私たちはもっと時間をかけて靴を選んでもいいのです。それを手間に思うのは、自分の健康を大切にしていないという意味なのです。
 実際に足を入れずにサイズだけで、選んでいませんか。サイズが合っているということが、足に合っているということではありません。普通の顔がないように、普通の足はありません。自分のサイズだけでなく、形という個性を知ることが大切です。
 また、手で持って軽いからと選んでいる方も多いようです。実は手で持って軽い靴が履いたときに軽いとは限らないのです。靴は手にはくものではなく、足にはくものです。優れた靴は、手で持つと重いのに、履くと足にフィットして、軽快に歩ける靴です。特に長時間はいていると違いははっきりしてきます。やわらかくぐにゃぐにゃした靴は、手で持つと軽いのに、歩いていると足が疲れて、重く感じるようになります。ショックアブソーバー(緩衝器)としての役割を持つ靴は、それなりの重さを持っているものです。靴が重いと感じる原因は、実はかかとがゆるい場合が多いのです。
 靴選びはまずは、かかとをあわせること。また平らなところだけではなく、ななめのところで履いてみることもおすすめします。
 ヒールの高い靴は、つま先立ちになり、足が小さく、細く見えるようになります。身長も高くなり、ヒップの位置も高くなり、下半身がスラリと長く見えるようになります。女性の願望をとらえるのは当然です。
 しかし、大きな弱点があります。歩き方が変わってしまうのです。歩くときには、かかと→足の外側→母趾という体重移動があり、わずかながら足がひねられています。人が歩くというのは、足の縦型のアーチ(右図)、横のアーチを利用して行われる高度な技術なのです。ハイヒールではこれができなくなります。効率も悪く、長時間歩くことはできません。ハイヒールを履き続けていると、誰でも足が痛くなったり、疲れてくるのは、歩くのに適した靴ではないからなのです。つま先には体重がかかり、靴の中で足の指に非常に負担がかかっており、姿勢も不自然で、腰にすごい負担がかかり、ひざにもよくありません。
 だからといって、女性にハイヒールをはくなとはいいいません。TPOを考えて、はく時間をできるだけ短くすること、必要のないときには脱ぐことです。たとえば通勤の途中は歩きやすいウォーキングシューズをはき、オフィスで履き替えることです。
 また、パンプスも本来ダンスシューズであり、もともと歩くための靴ではありません。ダンスの途中で靴のひもがほどけたら危ないということで発展してきたもので、ドレッシーな装いの時に履く靴です。
 ヨーロッパでは、おしゃれな人ほど、靴の機能をよく知っていて、生活の場面に合わせて、いろいろなタイプの靴を使い分けています。おしゃれは生活の中でとても大切なものです。しかし、本当のおしゃれとは、ハイヒールやパンプス一色になることではなく、ビジネスのとき、ショッピングのとき、デートのとき、それぞれの用途に合わせた靴を使い分けるということです。
 足の形、年齢、体重といった個人的な特徴から、どのようなときに履くのか、仕事中に履くならどんな仕事をしているのか。さまざまな条件によって、靴の機能を選んでいきたいものです。
 ひものついたレースシューズ。羽根が大きく開くようになっているタイプはひもで調節がきくので、さまざまな足にあわせることができると思っていませんか。ひもは、そのような目的で付いているのではありません。羽根が閉じすぎても、開きすぎても、すでに足には合っていません。自分の足と靴の形があっていれば、本来ひもを結ばなくてもある程度レースシューズは足にフィットするのです。ひもは、飾りではなく、さらに少しのアジャストを数ミリのレベルで調整するためで、血液のうっ血による朝夕の足の大きさの変化にも対応でき、この数ミリが靴をさらにはきやすいものにしてくれるのです。
 しかし、日本人の多くの人は、ひもを結んだまま、脱いだり履いたりしているようです。これでは、ひもの意味がなく、靴のかかとは傷み、靴本来の形も崩れてきます。最初は面倒でも、脱ぐときにはひもをほどき、履くときには結びなおすように習慣付けたいものです。欧米では、ひもを結ぶ習慣づけを親が教育しています。日本でもそのような家庭教育を子どもの頃からしていきたいものです。
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